計画的な資産形成を助ける財形貯蓄制度とは

財形貯蓄制度は、働く人々の生活向上を目的として国が設けた制度の一つです。

この制度は毎月の給与から決められた金額が天引きされ、勤務先の企業が本人に代わって金融機関へ納めることで貯蓄が進む仕組みになっています。給与から自動的に貯蓄されるため、自分のライフステージなどを考慮しながら目標を立てて計画的に資産形成することが可能です。

財形貯蓄制度には、3つの種類があります。1年経過後に払い出し自由な一般財形貯蓄、住宅の購入やリフォーム資金として利用できる財形住宅貯蓄、60歳以降に年金として受け取れる財形年金貯蓄です。給与から天引きされたお金は一般的な定期預金型の貯蓄のほか、保険商品や国債といった有価証券でも運用できます。もちろん、これらの金融商品は元本割れのリスクを伴いますが、より高いリターンを期待する人は資産運用の感覚で財形貯蓄を始めてみるのも良いかもしれません。

ただし、財形貯蓄制度はすべての会社員が利用できるわけではありません。利用できるのは、財形貯蓄制度を導入している企業の従業員に限られます。そのうえで、財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄は55歳未満の社員のみが利用可能です。積立期間や払い出しの時期についても、細かくルールが定められています。

注意点として、財形貯蓄に関しては国が定めた基本的なルールとは別に会社独自の規定が設けられている場合があることです。公務員か一般企業かによっても取り扱いが異なる部分があるため、申し込みを検討する際にはまず勤務先の担当部署に財形貯蓄に関する規定の確認をおすすめします。