財形貯蓄制度は、会社員が利用できる資産形成の方法の一つです。
この制度は、勤務先の会社が導入していなければ利用できません。財形貯蓄を契約すると毎月の給与から一定額が自動的に天引きされ、会社を通じて契約先の金融機関に貯蓄として払い込まれます。
財形貯蓄の最大のメリットは、なんといっても着実に貯金ができることでしょう。給与が振り込まれた時点で貯蓄分が天引きされるため、お金を使いすぎて貯金ができない事態を防げます。また、貯めたお金を引き出す際にも一定の条件が設けられており、決められた期間まで貯蓄した資産に安易に手を出す心配もほとんどありません。意思の力に頼らず、半強制的に貯蓄できる仕組みが着実な資産形成を後押ししてくれます。
財形貯蓄には3つの種類がありそれぞれ目的や契約条件が異なるため、財形貯蓄の利用を検討する場合にはそれぞれの特徴や条件をきちんと理解しておくことが大切です。一般財形貯蓄は貯蓄を開始してから1年経過すれば、貯めたお金を自由に使える財形貯蓄です。車の購入や結婚費用といった比較的近い将来の大きな出費に備えられるので利用しやすいでしょう。ただし、一般財形貯蓄で得た利子には税金がかかります。
一方、引き出しに制限があるものの、より効率的に資産形成できるのが財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄です。財形住宅貯蓄はマイホームの購入やリフォームのタイミングで、財形年金貯蓄は老後の年金受給のタイミングでそれぞれ貯蓄した資産を引き出せます。この2つの制度には、合計550万円までの元本から生じる利子に税金がかからないのが大きなメリットです。