財形貯蓄制度は確実かつお得に貯金ができる、特別な住宅ローンが利用できるといったメリットがあります。一方、現在の低金利下では利子による利益にはあまり期待できない点や、契約できる期間が決まっていてすぐには利用できない点、解約などの手続きは勤務先を通さなければならず簡単にはできない点などがデメリットと言えるでしょう。
これらのメリットとデメリットを踏まえたうえで、財形貯蓄の利用を検討した方が良い人の特徴をいくつか紹介します。
まず挙げられるのが、貯金が苦手な人です。手元にお金があるとつい使い切ってしまうタイプには、給与から自動で天引きされて積み立てられる財形貯蓄がおすすめと言えます。住宅購入や老後の生活資金、万が一の備えとして計画的に貯金することが可能です。
次に、住宅の購入やリフォームを検討している人が挙げられます。財形貯蓄を5年以上続けていて、残高が50万円以上あるなどの条件を満たしていると財形住宅融資という特別な住宅ローンの利用が可能です。一般的な住宅ローンと比べて事務手数料が不要だったり、金利が低めに設定されていたりする場合があります。貯蓄残高の10倍まで、かつ購入やリフォームに必要な額の9割までを借り入れられるのです。
そして、非課税措置に魅力を感じている人も当てはまります。財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄は、2つの合計が元本残高550万円までならそこで生じる利息や配当金に対して税金がかからない優遇措置を受けられるのが特徴です。通常、預金の利息には約20%の税金がかかるため、この非課税のメリットを最大限に活用したいと考えているなら検討の価値は十分にあるでしょう。